子供の「幸福度」調査、スウェーデン総合2位、日本は...
ユニセフ・イノチェンティ研究所は、14日、21の経済先進国(全てOECD加盟国)の子どもや若者を取り巻く状況に関する研究報告書を発表しました。
各国の子どもの福祉を、「物(material well-being)」、「健康と安全(治安)(health and safety)」、「教育(education)」、「友人や家族との関係(peer and family relationships)」、「日常生活上のリスク(behaviours and risks)」、そして「子どもや若者自身の『実感』(young people’s own subjective sense of well-being)」の6つの角度から複合的に考察。
スウェーデンは、なんと総合ランキング2位。(ちなみにオランダが総合1位)
「物(material well-being)」「健康と安全(治安)(health and safety)」「日常生活上のリスク(behaviours and risks)」3つのカテゴリーでトップ。「友人や家族との関係(peer and family relationships)」が15位で悪かったようですね。以前「暮らしやすい国」ランキングでもスウェーデンは上位でしたが、大人だけでなく子供も幸福度が高いのですね。
日本は、欠けてるデータがあり総合ランキングは出ていないのですが、どのデータを見ても真中より上へいくことはないですね... ぶっちぎりワーストワンなのが「孤独を感じる」。ユニセフ資料の38ページ見てみてください。日本だけが飛びぬけて、他23カ国の3倍程もある。何故だろう?
あと不思議なのは、2500g以下の小さい赤ちゃんの割合が一番多い。アジア人だから?何故?
ただでさえ少子化で少ない子供達さえ、幸福度が低いというのは、悲しい結果ですね。まだまだ日本は改善すべきことが沢山あるようですね。
ユニセフのページ。ここにfull reportあります。
http://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2007/pres_07_14.html
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070214i314.htm
【ジュネーブ=渡辺覚】国連児童基金(ユニセフ)は14日、先進国に住む子どもたちの「幸福度」に関する調査報告を発表した。それによると、子どもの意識をまとめた項目で、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟25か国29・8%と、ずば抜けて高かった。日本に続くのはアイスランド(10・3%)とポーランド(8・4%)だった。
また、「向上心」の指標として掲げた、「30歳になった時、どんな仕事についていると思いますか」との質問に対しては、「非熟練労働への従事」と答えた日本の15歳の割合は、25か国中最高の50・3%に達した。
また日本は、親が働いていない家庭の割合が、先進国中で最も少ない0・4%。ところが、平均収入の5割を下回る家庭に暮らす「貧困児童」の割合は、14・3%にのぼり、最悪の米国(21・7%)から数えてワースト9位となり、子どもを持つ「ワーキングプア」の家庭が相当数に達していることが分かった。
また、10冊未満の本しかない家庭の割合は9・8%で7位。「静かな勉強場所」「学習用のコンピューター」「ネット接続環境」など、教育環境の充実を象徴する8品目中、所有が6品目未満の家庭は53・3%にのぼり、ギリシャに次ぐワースト2位となった。
(2007年2月14日20時54分 読売新聞)
The Local Sweden's news in English
http://www.thelocal.se/6408/20070214/
Sweden good for children's well-beingSweden has scored highly in a UNICEF report on children's well-being in 21 of the world's richest countries.
The UNICEF Innocenti Research Centre examined six different aspects in an attempt to quantify children's well-being: material well-being, health and safety, education, peer and family relationships, behaviours and risks, and young people’s own subjective sense of well-being.
The Netherlands topped the survey, closely followed by Sweden. Completing the top five were Denmark, Finland and Spain .Sweden was got top marks on three of the measures: material well-being, health and safety and behaviours and risks. The country lost ground however in the area of peer and family relationships, ranking in 15th position.
Ireland and Canada both fared reasonably well, coming in at ninth and twelfth place respectively.
Of the 21 countries studies, the United States scored second lowest, with the United Kingdom occupying the bottom berth.
“All countries have weaknesses to be addressed” said Innocenti Director Marta Santos Pais in a statement.
“No single dimension of well-being stands as a reliable proxy for child well-being as a whole and several OECD countries find themselves with widely differing rankings for different dimensions of children’s lives,” he added.
Paul O'Mahony
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